「身柄を検察庁に送られた」の報道に「ちょっと待った」と言いたい

 

何か事件があって 犯人逮捕の報道の次には必ずと言っていいほど「身柄を検察庁に送られた」とか「警察は 容疑者を厳しく追及する方針だ」と定型文のように報道されるが その報道に「ちょっと待った」と言いたい。

丁度いい記事があるのでちょっとお借りして

 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190128-00410705-fnn-soci

先ず「身柄を検察庁に送られた」についてだが 手続き上 警察が逮捕すると留置時間が48時間持てる。更に身柄拘束の必要がある場合、警察はその身柄(逮捕された容疑者の人のことを指す)を48時間が経過しないうちに「証拠及び身柄を検察庁に送らなければ「釈放」しなければならない。

 

警察の持ち時間から 検察への「送り」(送致とか送検とかいう)は普通に「エスカレーター式」だ。この「エスカレーター式」とは「ところてん式」とでも言おうか 決まった手続きで検察庁に連れて行き 検察庁は これまた「エスカレーター式」に裁判所に10日間の勾留を要求して ほぼ100%「10日間の勾留」が認められる。

 

そこで問題視したいのが「エスカレーター式」の「身柄送検」なのだが 犯人(容疑者)の身柄を受け取った検察庁は その身柄をどこに勾留するのだろうか?

 

ほぼ100% 「警察の留置場」に戻す。

ここが変なところなのですね。検察庁が身柄を受け取っておき 検事の権限で裁判所に10日間の勾留延長を請求するのに 勾留が認められた直後に身柄は「警察の留置場」に戻される。

警察の留置場を 勾留場所として申請するのだからそれも有りなのですが では「勾留中の取調べ」を検察がするのか? という疑問が出る。そこが違うのだ。

検察に身柄と証拠を引き継いだ筈なのに 警察が継続して取調べをするのだ。

だから報道で「警察は 容疑者を厳しく追及する方針だ」となって来るのだ。検察も警査察もこの報道に問題を持っていない。普通にやっている「エスカレーター式」の流れだからだ。

 

まー形式上は「検察の指揮で警察が取調べをさせられている」のだが それでは 逮捕から裁判所への勾留請求の間に 検察を入れる必要性がないと考える。

 

それでも 警察から検察に送検する「移動行動」に大きな意味がある。

それは「報道機関に身柄をさらすこと」だ。 要は報道機関に「写真を撮らせるチャンスを与える時間」なのだ。一応 ブルーシートなどで「隠してやっているパフォーマンス」はあるが 護送車の車体の下にカメラを向けて 警察の留置場で与えられる 「ゴム草履」を履いて歩く姿を隠し撮りのごとく撮影して「いかにも悪質な犯人をやっと撮影した」ごとくの映像が流れるが 実は 実は 警察が移動の時間をマスコミに教えて「撮影のチャンスを与えてやっている」のだ。

できすぎた 警察➔検察➔裁判所 へと移動するエスカレーター式手続きには このように 意図的に作られる 「撮影のチャンス」があることを忘れてはならないのだ。

あまりにもタイミングの良い 報道写真の陰に何があるのか見抜く目を持っていただきたい。

 

最後にもう一度「身柄を検察庁に送られた」 「警察は 容疑者を厳しく追及する方針だ」の定型文に関心を持って触れてみてはいかがでしょうか。