長野県 防災ヘリ墜落事故の早期真相解明を望む

 警察正常化協議会 (警正協 けいせいきょう KSK  141

201735日 長野県の防災ヘリが墜落し 9人全員が死亡した(報道より)そうだ。

 

しかし 事故の原因捜査が のろい(おそい)。

何か隠したい事案(遊覧飛行)があるのだろうか?と思えてならない。

 

捜査を担当すべき 長野県警が 長野県庁に捜索に入ったとは報道されていない(ようだ)。

 

亡くなった遺族には申し訳ないが そこは「公務員」たる身分に対して厳しい目を向けたい。ご容赦を。

 

そもそも 何のために飛行していたのだろうか? 3月5日という日だ。

4月1日を基本とする「春の定期人事異動」で体制が変わることが目に見えているこの日。何故 所属の異なる隊員が載り合わせなければならなかったのだろうか? もしかして 体制解除前の「御慰労飛行?」ではなかっただろうか?

 

消防に勤務する公務員が人事異動直前に「連携を強める訓練」は無いだろう・・・

「3月5日」と言えば そろそろ一般の登山者が増加し 万が一の遭難事故に備えなければならない時期だろう。

人事異動を目前にしで 現体制下で訓練を積んできた連携が閉じられようとしているこの時期に 所属の異なる隊員同士が 同じヘリに搭乗して訓練をすることなんか考えられない。

ところが 所属の違う隊員同士が同一機に搭乗していたというのだから(私からしたら)考えられない組み合わせだったというしかない。

 

所属が違えば 万が一の時に「連係動作がとれない」と考えるのは 私だけだろうか? 通常の訓練成果が発揮できないからだ・・・

全くあり得ない体制の状況下で この墜落事故が起こった・・・

 

長野県は貴重な機体と貴重な隊員を多数失くした。

多額の税金の損失だ。長野県の地元紙の報道によれば201855日という「月命日に遺族や消防関係者が現場で手を合わせた」とか「慰霊碑を建立する声も」とか報道されている。税金からの出費だろう。

 

それでも 救助体制の確保は必要だ。

長野県は苦肉の策として「防災ヘリのリース化」を目論んだようだ。

報道では「7日にもヘリの運行開始」だとか。

 

実は私はこのヘリの墜落事故の数日前に「松本空港」を見学した。

(確か三階だったと思うが その上の)屋上の展望デッキに 「写真パネル」が掲載されている。そこには 松本空港を基地局としている長野県警のヘリやドクターヘリ、防災ヘリなどが写真とともにその「仕様」も掲載されていた。

 

そして また 最近(201855日)たまたま 松本空港へ行ってしまった。

 リース機材の長野県防災ヘリ

そこで また 展望デッキの写真パネルを見てしまった。長野県の防災ヘリは「長野県消防防災航空隊 JA6776」と表示されていた。映りの悪い写真ですが拡大したりして ご確認いただきたい。もう少し 表示を文字化しておきますと、

  登録記号 「JA6776

  愛称   「リース機材」

  配備年月日「平成30年3月(2018年)」

(中間省略)

  主な役割  「救急活動」「救助活動」「火災防御活動」「災害応急対策活動」

等となっていました。

 

 

「防災ヘリは必要だ」との基本姿勢を念頭にだが、「防災ヘリ墜落の原因究明も進まないのに」というか 「原因究明が隠されている最中に」と言いたいが 「税金でカバーする事業だけは どんどん前に進んでいる」と感じてしまった。

 

私は この事故後に ツイッターやフェイスブックの記事に

    あえて苦言。遊覧飛行の可能性があるヘリ事故。どう考えてもおかしい。

救助訓練で午後の日程・参加者の所属がバラバラ。美談ばかりを報道。

 

あえて苦言。この時期のフライトは人事異動前の遊覧飛行が多い。タダで乗ったヘリが墜落。税金で保障。納税者負担多ぎる。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。ただ飛行目的が「遊覧飛行」でなかったことだけを信じたい。 警正協

 

 

等と書いているが 「遊覧飛行中の災難であってはならない」と常々考えている。

 

そう言えるのは 実は 私も現職警部補当時 「自衛隊のサービス飛行」に(ほぼ 遊び同然で)搭乗させてもらった経験を持っているから言えるのだ。吉井分屯地のヘリポートから出て藤岡・富岡・安中市の上空、榛名山の麓を通って 群馬県庁付近まで時計回りに廻って吉井に戻った経験を持っているからだ。

 

こんなことは税金の無駄遣いであり 人命の無駄に通じる。
「通覧飛行」なんかは絶対に止めるべきだと痛感している。