高速隊の「交通事故捜査 怠慢」の苦情 (九州地方 発)


警察正常化協議会 (警正協 けいせいきょう KSK  121

 

道路交通における「アオリ運転」がやっと(警察の実務でも)問題視されてきた昨今 九州地方から 以下のような 警察の事故捜査の怠慢苦情が 警正協に 寄せられました。 紹介いたします。

 

<事案概要>

高速道路の追い越し車線を 走行中 前車が(必要性のない)急ブレーキを踏んだ。

後続の当事者は 急ブレーキをかけるとともに 急きょ 左にハンドルを切り 走行車線へ車線変更を試みる。ところが左車線には 後続の車両が・・・。

 

追突事故を避けるために 再度 追い越し車線に戻るも 急ブレーキを踏んだ車両があり 事故回避のため 右の のり面に衝突 横転。

その時 急ブレーキを踏んだ車両と接触。交通事故。

 

両当事者は車両から出て 話し合う。

その瞬間 「急ブレーキを踏んだ車両」の運転手が 「紙パック」を(遠方へ)投げ捨てた。

これを見た 横転車両の運転手は「牛乳パックではない、酒だ。」と直感。

飲酒の臭いもしたという。

 

警察に通報。パトカーが到着。

双方運転手から 事故の模様を 警察に説明。

 

横転車両の運転手は 高速道路警察隊の警察官に 「相手は酒の匂いがする。飲んでいた紙パックを(遠方に)捨てた。酒のパックではないのか捜査してくれ。」と申告。

 

驚いたことに 警察は 相手車両の運転手の飲酒検知をしない。

数日後も 警察にこの件の捜査を 依頼。

 

ところが 警察の対応は「今となっては 飲酒の証明はできない」と説明。

当然すぎる言い訳だ。

 

 

<ここからが「警正協として追及したい」事態>

飲酒運転で交通事故を起こしても その場を離れて 「動転してしまい コンビニでお酒を買って飲んで 気持ちを落ち着かせてきた」と言い訳。こんな話は良くある話だ。

 

そうさせないために 警察としては その場で「飲酒の疑い」を申告されたのならば「アルコールの反応が有るのか 無いのか」その場で 「飲酒検知」して 両当事者に事実確認の証明をするべきだ。

 

交通事故があると 警察的には 過失の大きいどちらかの当事者の処罰を検討するのが従来の「お仕事」だ。

 

でも 交通事故の当事者としては あと一つの大仕事がある。

それは 示談交渉だ。

 

現場に来た警察は「簡単に処理したい」という 無責任な気持が先行して 「怪我はありませんか?」の 確認まで触れずに 事故証明だけ出せる手続きで現場を終了したい気持ちが隠せない。

 

そこへ来て その事故が飲酒を伴う事故だったとしたら 飲酒によって事故を起こすような運転になった経過を 捜査して証明しなければならない。 とても困難な仕事が残ってしまう。

できれば 無視して 簡単に処理したい。

 

ここで触れておきたいのは 「単なる飲酒運転」は 「ノルマ達成の大きなお手柄」になるから 切符は切りたい。

ところが「飲酒を伴う交通事故」となると とっても難しい捜査を求められるので「安きに流れる処理」になっているのが現実。

 

ここが大きな怠慢だ。

こういう重大な捜査を 手抜きしているから 飲酒運転 いや 飲酒に伴う交通事故まで減らないのだ。

 

居酒屋(などの飲食店)で飲酒して 店から出て 運転をするまで 暗闇にパトカーを隠して張り込み 運転をさせてから 赤信号で止まるのを待って 後方から「赤灯」をつけて停止を求めて 飲酒運転の摘発をするような手法が まかり通って 「検挙実績 評価主義」を取っている警察の体質に大きな問題があるのです。

 

「新三K」。

「隠れた(K)」「汚い(K)」「交通取締り(K)」では 交通事故は防げません。

道路の交通の現場で 実際に起きている 危険極まりない悪質交通違反の取り締まりができない警察に 交通事故の抑止はできない。

交通事故防止を 声高高に 「放吟する権限は警察にはない」と言い放したい。

 

くだらない ノルマ目的の 職務質問より 危険極まりない 事件の抑止を警察には臨みたい。

 高崎駅前パトカー2

<更なる 疑い>

ここで紹介した 飲酒運転の疑いがもたれている交通事故を 警察が真っ当に捜査できない理由を考えてみると

その容疑者が「警察の関係者?」「警察と利害関係にある一般人?」はたまた「警察でも怖~い 893(やくざ)屋さん?」か などと察したくなる。

 

被害者を主張する事故の当事者が 前記のような「警察の関係者?」「警察と利害関係にある一般人?」はたまた「警察でも怖~い 893(やくざ)屋さん?」だったとしたら 「犯人隠避」の 警察の犯罪が 温存されている可能性が捨てきれない。

 

横転車両の運転手では解明できない難儀。

 

示談交渉する 保険会社の正義と熱意に期待したい。

 

<終わりに>

この記事は

警察正常化協議会 代表 大河原宗平

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