機動捜査隊員の不手際

警察正常化協議会 (警正協 けいせいきょう KSK  131

「手錠をかけられたアジア系外国人が逃走」

こんなニュースが世間を騒がせた。

 

この騒ぎが発生した群馬県大泉地区およびその周辺住民は 治安を守るべき警察が起こした事件に大変な恐怖と迷惑を被ったに違いなかろう。

 

文字でのマスコミ報道によると 騒ぎは「2017年8月31日午前11時15分ごろ 大泉町坂田地内で群馬県警の警察官から職務質問を受けた際に逃走。100メートル程追跡され警察官が取り押さえたが 肘にかみついて抵抗。 警察官は公務執行妨害容疑でこのアジア系とみられる男性を逮捕するため片手に手錠をかけたが逃走された。 容疑者は9月1日午後11時20分に逮捕されるまで 約36時間逃走を続けた。」

と言うものだ。

 

この事件には警察の大失態と その「大失態」の真実に触れないマスコミ(新聞)の報道姿勢に 疑問を持たざるを得ない。感想を述べてみたい。

 

<警察の大失態 Ⅰ =私服の警察官だったらしい=

私・大河原宗平は このニュースに接して「大泉警察署のパトカー勤務の制服警察官の扱った事件か?」と予想し 事件の推移に興味をもって見ていた。

取りあえず地元紙である「上毛新聞」がどのような取り扱いをしているのだろうかと 翌日の「上毛新聞」を買ってみた。

 当然に1面トップに現場写真とともに大々的に報道されているのかと期待をしていたがその期待は裏切られ 1面トップには「サッカー W杯のアジア予選で日本が勝った」との記事だった。

「あれ~? トップ記事が違った」というのが私・大河原宗平はショックだった。「サッカー W杯関連の記事」は別刷りのスポーツ版にも大々的に報じられており 地元紙上毛新聞は 住民の治安に関する記事は後回しだった。

 

報道の姿勢は後にしてここでは 報道されている「群馬県警の警察官」が一体誰だったのか? と言うことに触れてみたい。

 

何と「上毛新聞」の報道では 「県警の機動捜査隊員」となっていた。

何だ。パトカーの制服警察官ではなく 私服で覆面パトカーに乗っている「機動捜査隊員」の取り扱い事案だったのか?

 

「これは警察(私服で覆面パトカーに乗っている「機動捜査隊員」)の初歩的対応が 事件を大きくした可能性がある」と言うのが 私・大河原宗平の予測と疑問だ。(真実は公開されないので この予測・と疑問は 消えないままだ。)

 

皆さん 現場の状況を予測してみてください。 

結果的に 警察は 「オーバーステイや無免許運転だった」と逃走容疑者側に逃走しなければならない原因を被せているが 事の発端は違うだろう。

 

「私服の 覆面パトカー が駐車場に居た若者に近付いた。」

これだけ想像すれば 駐車場に居た人からしたら「何者がやってきたのか?」と恐怖心を抱かない人はいないと思う。

そこが第一の問題点だ。当初から「警察だ」と分かる接近の仕方をしたとは考えられない。

であるから「覆面パト、私服」で勤務するのが「機動捜査隊」なのだ。

 

 逃げ出されることなど 警察官であれば 真っ先に予測しなければならないことは 通常の勤務で十二分に体験している筈だ。

逃げたから追った。

訳も分からないが捕まえられそうだから 逃げた。

当然にあり得る 行動だろう。

 

新聞報道を見て 警察は結果的に「オーバーステイや無免許運転だった」と 職務質問の正当性を報道させている意図が強く感じられる。

相手に逃げたい気持ちを持たせるような 接近の仕方に大きな問題がある。

逃がしてはならない犯人である容疑があり 逮捕状でも出ているのなら 機動捜査隊も もっと大人数の対応や多数の車両での逃走阻止の固め方があったろう。

今度の事件の場合は 「ちょっと職質してみるか」、「警察の言うことなら何でも聞く。」的に 平素から 安易に高をくくっている 横柄な態度が 機動捜査隊をはじめとする「私服の刑事」にはしみついているのだ。

 

そのあたりの接近の仕方が 今回の事案を大きくしたのだ。

 

<警察の大失態 Ⅱ =大泉警察署は大迷惑を被った=

前記のとおりこの事件を作った警察官は群馬県大泉警察署の警察官ではなさそうだ。

テレビドラマなどで格好良く覆面パトカーの天井に「赤灯」を載せてサイレンを鳴らし始める。このシーンは「機動捜査隊」の特許のようなものだ。

所属は「県警本部」。いわゆる一線警察署ではない。

 

群馬県警の場合 本隊が前橋の県警本部にあり 西毛「高崎警察署内」、と東毛「太田警察署内」に駐屯隊がある(った)。

 

警察署単位の管轄を持たず 群馬県内のどこで活動しても自由勝手な組織だ。

警察署の事件現場に行っても「機動捜査隊」の腕章と 警察署では見かけない比較的新型の「覆面パトカー」で幅を利かせている奴らだ。

 

何れかの警察署管内で 上手く「犯人検挙」があれば、そこの警察署から「お手柄」と感謝される。

 

しかし 今回のような場合 大泉警察署の署長も署員も知らないうちに 管内に入って 「犯人取り逃がし事件」を起こされて 大泉警察署は大迷惑。

 

しかし 当初から「県警本部所属の機動捜査隊員の警察官」と報道させないで「大泉警察署管内で警察官が・・・」と報道させる。

 

警察官以外の普通の人に対しては「大泉警察署の警察官の不手際」と印象付けがされてしまう。

県警本部のエリート刑事が起こした不祥事だ と印象付けたくない意図が手に取るように見えてくる。

 

大泉警察署長にしたら 自分が知らない間に とんでもない「犯人取り逃がし事件」を作られて 対住民的にも面目が丸つぶれだ。「大恥をかかされた」ことになる。

 

本件の捜査の裏側では 大泉警察署長と県警本部機動捜査隊長の間で いがみ合いが続いていたに違いない。いや まだ続いているだろう。
その解決策は 大泉警察署長と県警本部機動捜査隊長の「格式の上下」が優先だ。 下位が引っ込むしか解決策はない。 それが階級最優先の警察組織だ。

 

<群馬県警には過去に大失態事件があるのだ>

群馬県警には かつて 高崎警察署の私服警官に声をかけられた自転車利用の大学生がヤクザに声をかけられたかと勘違いして 慌てて逃げたところ 通行車両にひかれて死亡するという 大汚点の「おい 兄ちゃん事件」 が起こっている。この気の毒な事件を 思い起こすような事件が今回の 「手錠をかけられたアジア系外国人が逃走」事件だ。

群馬県警に反省はないのだ。

 

<再発防止はあり得ない>

何か警察官の不祥事が起こると 警察の幹部に登用された たたき上げの警察官である副署長クラスが「再発防止に努めます」とコメントする。 しかし 再発防止ができることが無い。

 

<マスコミ(新聞)の報道が小さい>

何社かの紙面を見てみた。

記事が小さい。逃走者が「大事件を引き起こした危険人物の容疑者ではない」と報道側が決めつけたのか 「警察の汚点を大きく報道したくないとの 意図が強いのか」と想像したくなるのが今回の事件だ。

 

取りあえず職質をかけてみて 何らかの不審点から追及して所持品検査、事件検挙 と展開していく 警察の常套手段の手口が見てとれる事件である。

 

                   <警察正常化協議会 代表 大河原宗平=群馬県警に約32年間勤務= 記>