横行する警察による「でっち上げ公務執行妨害逮捕」に違法判決(毎日新聞)


「警察正常化協議会 (警正協 けいせいきょう KSK  71-6


第五弾は毎日新聞記事です。2016年(H28年)3月19日(土)付け 毎日新聞 30面を転記してみます。

 

警視庁築地警察署による「公務執行妨害でっち上げ逮捕・勾留事件」を裁判所が一審地方裁判所段階であるが「違法だ」と認定した。

この「警察によるでっち上げ公務執行妨害現行犯逮捕」は、「転び公妨」の名のほうが有名だが、この事件は、警察官は転んでいない。「ありもしない暴行」をでっち上げたのだ。

この種事件は全国で多数発生しているが、裁判所が「警察が違法だ」と認定することは稀であり警察による違法逮捕で泣いている全国の仲間に大きな光を当てた。被告(本来の被告は東京都であるが、裁判の実際は「警視庁」が対応)は、無意味な「控訴」をしないで、早期に判決を確定させて被害者を裁判の苦痛から解放してもらいたい。

では、見つけた報道記事を新聞社ごとに書き分けてみたい。

どうか拡散して多くの被害者、また「明日は我が身」の危険にさらされている国民(国政に抗議する集会等参加者している方々)に周知してもらいたい。

 

と同時に「警察官の言うことを聞かないから逮捕してしまえ」などと従来の警察的な考えをしている「現場の警察官共」に「現行犯逮捕権の厳格、適正な運用」を促したい。

 

では 毎日新聞の記事から

 毎日新聞記事

■「逮捕は違法」 都に賠償命令

警察官に暴行したとの公務執行妨害容疑で違法に逮捕・勾留されたなどとして、東京都の自営業、二本松進さん(67)らが都と国に約910万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は18日、都に240万円の支払いを命じた。松村徹裁判長は「男性が暴行したと認めるに足る証拠はなく、逮捕は違法」と述べた。判決によると、男性は2007年10月、築地市場付近の道路に駐車した際、駐車違反を取り締まっていた警視庁築地署の女性警察官と口論となり、「暴行された」との女性警察官の証言に基づいて現行犯逮捕された。17日間勾留された後、不起訴となった。判決は「胸を7、8回突かれた」などとする女性警察官の説明について「看過できない変遷があり証明力が不十分」と指摘した。目撃者もいないことから「暴行を認定するのは困難」と判断した。