警察は嘘をつく

警察正常化協議会 (警正協 けいせいきょう KSK  33


交通事故書類 不適切な廃棄


富山県警巡査部長


2015年(平成27年)11月7日付け 北陸中日新聞 富山県版

<記事引用>

富山県警の巡査部長が、交通事故に関する書類を、個人情報が分かる状態でごみとして処分していたことが、共同通信の情報公開請求で分かった。県警は十月十六日付で巡査部長を本部長注意とした。 県警監察官室によると、巡査部長は自宅から出た段ボール二箱分のごみを廃棄物処理施設に持ち込んだ。 その際、交通事故の関係者の個人情報が記入された、書き損じの書類など約十点が交っていた。自宅に持ち帰り、誤ってそのまま捨てた。処理施設から連絡があり、県警が回収した。県警は処理施設の場所や持ち込んだ時期は「明らかにできない」としている。県警の内規では、自宅に持ち帰ったことに問題ないという。<引用終わり>

 


NHKを使いたくないが ここでも下記のとおり報じている

NHKニュース

不適切な書類処理で処分

不適切な書類処理で処分http://www3.nhk.or.jp/lnews/201001/img/play.png

富山県警察の巡査部長が、個人情報が書かれた書き損じの書類約10点を、不適切に処理していたとして、本部長注意の処分を受けていたことがわかりました。
処分を受けたのは、富山県警察の巡査部長です。
富山県警察本部によりますとこの巡査部長は、自宅で保管していた警察の昇任試験に関するテキストなどを廃棄しようと、これらを段ボール2箱に詰め廃棄物処理施設に持ち込みました。
後日、処理をする際に箱の中に警察に関わる本が入っていると気づいたこの業者からの連絡を受けて、警察が確認したところ、箱にはテキストのほかに交通事故の関係者の個人情報が記載された書き損じの書類など約10点が混じっていたことに気づいたということです。
警察では、個人情報が書かれた書き損じの書類などは裁断して廃棄することになっているということで、処理が不適切だったとしてこの巡査部長を10月16日付けで本部長注意としました。
これについて、県警察本部監察官室の宮川弘哉次席は「個人情報が外部にはもれてはおらず、捜査への影響もないが、再発防止に向け指導を徹底したい」とコメントしています。

1107日 1023




この記事を見て どうも最近 警察不祥事が地方公務員法や国家公務員法にいうところの「免職・停職・減給・戒告」の四種類の「懲戒処分」を行わないで「警察内規」とされる「訓告や本部長注意、厳重注意、所属長注意」ですまされていることが目立ち、気になる。

それでは、なぜこのような「法外」の手続きで済ませているのだろうか。それには、重大な影が見える。それは、厳重な「懲戒処分」を下してしまうと、「懲戒処分を受けた者」から 警察内部で隠されてるもっともっと重大な不祥事が大暴露されてしまう危険性があり それを守るために簡易な手続き、「処分とは言えない処分」で済ませているのではないかと危惧する。

 

それは やはり「お金」にまつわる不明確な処理、であろうと私は考える。

 

階級の低い、低レベルの現場警察官は いろいろな「警察不祥事」を知っている。

分かり易く言えば 警察内部では 今だに「自動車使用簿」の「不正記載」をやっている。具体的には 正確に記載されている「自動車使用簿」の「走行距離」を2~3か月後に 「書き直し」させるのです。その意図は、毎日正しく記載された走行距離を ある日だけ長距離を走ったように偽造して、「長距離のカラ出張」を作り出す。

そうすれば 「架空の出張」が生み出せて「裏金作り」ができるのです。

 

経理を担当する「会計担当」から 書き換えを依頼されて 下級警察官どもは 何の問題意識も持たずに(問題意識を持ったとしても言い出せないので)その命令に従っているのです。

 

これはほんの一部の事例であって そのようなことは捜査書類にでも

行われている。例えば「現行犯人逮捕手続書」というのがあるが、「現行犯逮捕した警察官」が事案を正確に書面に書く。しかし、その書類は県警本部の事件を担当する課へ速報で送られる。

そうすると 現場で事件を見ていない 事件を知らない 警察官が 「公務執行妨害罪」に適用するように「手直し」を入れてくるのです。

現場警察官は その手直しのとおりに 「捜査書類である現行犯人逮捕手続書」を書き換えるのです。

 

ついでに もうひとつ 紹介しておきましょう。

 

皆さんもご存じの 「N-システム」という 「路上の監視カメラ」があります。

 

このカメラは 別名「自動車捜査支援システム」などと呼ばれ、盗難車両の発見が 表向きの利用システムです。

 

ところがこのカメラは そこを通った車両のナンバーや運転席・助手席の同乗者を「顔認識」してすべてデータ保管しています。

 

このカメラの下を通過した「盗難手配されている自動車」を感知すると 密かに 全ての警察車両に 「Nヒット」などの暗号で手配され、「緊急配備」並みの警察体制が組まれる。

 

しかし、警察車両は 緊急走行することなく「平静」を装う。

覆面パトカーで追尾し 先行の白黒パトカーが低速走行して「渋滞を発生させ」自然渋滞を装い、手配車両を挟み撃ちにする。勿論、上空には「警察ヘリ」も出動し 空からも追跡する。

 

さて そこでうまく「包囲できて」犯人を取り押さえたとすると(通常では「緊急逮捕」することが多いのですが) 直ちに捜査書類である「緊急逮捕手続書」を作成して 「裁判所に逮捕状の発布を請求する」ことになります。

 

 

そこで 逮捕に至った経過を詳述することとなるのですが この書面で「嘘が書かれる」のです。

 

通常であれば 「県警本部通信指令課(室)から 盗難車両が ??の Nシステムを通過し、××方向へ進行中との手配を受けて、当該方面を警戒していたら 当該車両を発見し 他の車両と連携して ○○地点で停車させ 運転していた 被疑者に確認したところ ▽▽から盗んできたことに間違いないと認めたので 被疑者を窃盗犯人と認め緊急逮捕した」と書くべきところを 「本職らが 警ら用無線自動車(白黒パトカーのこと)で・・地内を警ら中 本職らのパトカーを見て 急に方向変換した 自動車を発見した(または 本職らのパトカーを見るや 顔をそむけた)ことから 不審と認め 職務質問するべく追尾したところ○○地点で停車したので 運転していた 被疑者に確認したところ ▽▽から盗んできたことに間違いないと認めたので 被疑者を窃盗犯人と認め緊急逮捕した」と嘘を書くのです

 

これほど多数 これほどあちこちに 設置している「Nーシステム」の存在を 隠したい意図が見え見えなのです。

 

このことは 緊急逮捕状を発布する 「裁判官を騙していること」になります。

 

裁判官も知っていても 知らないふりをするのか その後の裁判までも その嘘の書類 その嘘の主張 が通されるのです。

 

捕まった犯人にしてみれば 「自動車を盗んだことに間違いない」のかもしれませんが 「警察官の嘘書類」が裁判にも通用してしまっていること間違いはないのであり この些細な 嘘が 正確であるべき警察書類で平然と大嘘が書かれることに繋がっていくのです。

 

冒頭の 富山県巡査部長の書類持ち出しも 事実の真相は分からない・・・

マスコミは 当の本人に取材をするべきだ

露骨な 自動車監視カメラ